Webレイアウトの変化なのか?

 近頃、従来の比率の画面幅では入りきらないページが増えたので、ディスプレイを替えることにした。例によってオークションを探すと、あまり重い気持ちにならずに買えそうなものがあった。それがこれ、プリンストンの22インチ TFTワイド液晶ディスプレイ「RoHS指令」準拠モデル HTBSF-22W 。ノングレア。

 これは、2008年発売のものでフルカラーではなく疑似フルカラーだそうだ。調べてみると、色校正に使うのでもなければ充分だ、という評もあり、買ってみた。4,800円也。送料1,300円。車で取りに行けるところだったが、原稿に行き暮れて心の余裕に乏しかったので、配達にしてもらった。昨日は心に余裕も戻り、体調もすっきりで、作業場のデスクトップPC用ディスプレイ交換「事業」に着手できた。以前の17インチは軽いので、ホールドアームから取り外すのも楽だったが、22インチは少し重く、一人でやることなので汗をかいた。
 無事取り付けて、PC(FMV ESPRIMO D5255)を起動し、コントロールパネルの「画面」プロパティで解像度(dpi)を1680×1050に設定してみたら、画面表示の両端が少しはみ出す。タスクバー左下の「スタート」の「ス」あたりまでと、右下アイコンが2つくらい画面の外に出てしまうので、困ってしまった。
 また例によって、解決法をウェブで調べてみたが、それがどうも良くわからない。この製品用のドライバをメーカーのサポートページからダウンロードして使えば良いのか、とも考えたが、そういうサポート・サービスも見当たらない。ディスプレイの取り扱い説明書をダウンロードして、本体右側下部にある4つほどのプッシュボタンがそれぞれ何なのか、を読んでみた。すると、左端のボタンが画面表示コントロール用のものだ、とわかったので、それを押すと「AUTO」と出た。取り説では、これを一秒くらい長押しすれば確定する、とあったので、何度か試行錯誤して実行。突然、画面の天地左右がぴたっと液晶範囲内に納まり、すべて表示された。ほっとした。買ったはいいが、まともに表示させられないのでは、安物買いの銭失い、となりかねない。
 ドット抜けやモアレ、輝度や明度の低下もなく、めでたくWeb画面とWord画面とを並べて表示できたりするようになった。文字や画像が横にひしゃげることもない。下の画像のようになって、昨日から作業している。ようやくWSXGAまで来たわけだが、世の中はQXGAとか、さらにその先とか、たいした高画質がふつうとなっている。

 ディスプレイの台座用ステーは、内側のネジを3本外して取り去ったので、作業が済めばキーボードをその下に片付けて、机の上も広くなる。ディスプレイの下に見えている銀色のケースは80Gの外付けHDD(1,680円也)で、内蔵HDDが20Gしかないノート(FMV LifeBook 8230NU/L)に繋いである。何でもこちらに保存するので、ノートのCドライブは、まだ8Gくらい空いていて、動作に支障はない。動画を保存したりしないので、XPのサポート期限が来る2年後までこれで楽勝だろう。
ただ、ESPRIMOのチップのせいなのか僕の使いこなしのせいなのかはわからないが、どうも音質が気に入らない。サウンドカードを別に買って付ける気もないので、13インチのFMV S8300をDENNON UDRA-M10E(ステレオ・レシーバー)に繋ぎ、DENON SC-F101(スピーカー)からBGMを流している。最近のYouTubeには、長時間ものの音楽動画もあり、便利になったものだ。もっぱら、静かでムーディーなジャズピアノなどを流している。人の声が聴きたくなれば、ヘレン・メリルディオンヌ・ワーウィックの連続動画に換える。英語のしっとりした女性ヴォーカルは、そもそも何を言ってるのかわからないところが良い。どうやら、もう恋なんかしない、とか、帰って来てくれて嬉しい、とか言っているらしいが。
 仕事が一段落したらすること、をメモに書き出してあるので、それを少しずつ進めることにする。まず図書館に本の返却、だ。