子供が帰ってきて

 昭和の日に、少し離れたところで仕事をしていた娘が東京に引き上げてきて、引越し荷物の片付けに大汗をかいていた。以前に買ってやり、メモリを512M→1Gに増設しておいた娘のノートPCを、再びうちのネット環境に戻してくれ、というので、無線LANの子機をカードからUSB端子接続のものに替えることにした。BUFFALO WLI-U2-KAMG54(本体のみ) というものを680円で入手し、100円ショップで買っておいたUSB延長コード2本とつないで、部屋の階段に近い窓側にセットしたら、電波が格段によく入るようになった。
 どうも電波は階段を登ってくるようだ、と娘が言うので、そのようにしてやったら本当だった。障害物がない、ということだろう。USB無線LAN子機のドライバはBUFFALO のサポートページからダウンロードできるし、よく似たWLI-U2-KG54Lの設定用CD-ROMは持っているから、その中のクライアント・マネージャーや設定ツールなどをインストールして、AOSS(自動接続システム)を起動したら、簡単につながった。うちで契約しているインターネット・サービス・プロバイダ(ISP)のデータは、子供のノートPCを買ったときに入れてあるし、次はさらなる高速化、転送の大容量化だろうが、金銭的にも、くたびれた、というのが本音だ。目立った不自由がないから、いまのところはこんなものだ。
 そのついでに、メモリもさらに増やしておこうと、調べてみたら、よく利用する上海問屋(通販部)というところで、「【相性保証付き】 PC2-4200 1GB(DDR2-533/SODIMM) Refurbish(再生品) 1枚749円 お一人様2枚まで」というものが見つかった。これを2枚購入して、メール便(200円)で送ってもらった。 昨日届いたので見てみたら、1枚は以前ここに書いたこともあるキングストン製のメモリ。子供のノートPCに現在載せてあるものと同じものの再生品だった。以前にこれをアマゾンで新品の格安として買ったときは1,500円弱だったから、半額だ。メモリってこんなものなんだなあ、と妙な感慨に襲われた。もう1枚は他社製の再生品。
 迷わずキングストン製を空きスロットに入れることにする。電源コードを抜き、ノートをひっくり返してバッテリーを外し、金物に触って体に溜まっているかもしれない静電気を逃がし、ドライバでメモリ格納場所のネジを1本外す。斜めにギュウッと奥まで差し込み、水平に戻すと両側の留め金具がパッチンと気持ちよく挟み込み、増設終了。外したものを元に戻してPCを起動。マイコンピュータのプロパティを見ると、メモリは1.98Gと出て、無事認識。さらについでに、どうせしていないだろう、とCドライブのディスククリーンナップもしたら、予想以上に時間がかかったが、3G以上空きが増えた。
 一連の作業終了後、どうもありがと、と娘がいそいそとPCを持っていったので、まあ自己満足というか達成感というか、そんな一時だった。