月見星見

紀伊国屋サザンシアターにて
こまつ座の「花よりタンゴ」を見てきました。
去年は、紀伊国屋ホールとサザンシアターを勘違いして
駅の反対側から走りました(上演ぎりぎり)。
今年はちゃんと場所の確認をして家を出ました。


「父と暮らせば」同様、戦後を扱っているのですが、
舞台が銀座のダンスホール、主人公達がお嬢様四姉妹なので
全体は明るい雰囲気でした。
が、事態がなかなか進展しないのです。
四姉妹もヤミ成金も煙草売りも郵便配達も花売娘も
それぞれ生きるため、希望をかなえるために頑張っているのですが、
ちょこちょこと状況は変化しても肝腎なところが解決しないまま
という感じでした。
3時間近い上演時間中、進展しないことをもどかしく思ったり、
進展を妨げるものに憤りを感じたりしましたが、
登場人物たちのおかれた状況や、感情、閉塞感、この先のあてのなさ
もこんな感じだったのだろうかと思いました。
蘭子姉さんがかっこよかったです。


観劇の後、ちょっと足をのばして阿佐ヶ谷の七夕祭りへ。
平日の夕方5時頃だったので、まだ人はまばらでした。
噂に聞く吹き流し(張り子?)群は微笑ましいのから
すごく手の込んだものまで、おもしろかったです。
オリンピックが近いとあって、
FC東京の茂庭選手の張り子もありました。
確かに、オシャレ坊主とヒゲは茂庭でした。
ユニフォームのズボンの裾がリアルだなぁと思いました。
屋台はテキやさんがくるのではなく、
商店街の人達が自分のところの商品を出していました。
縁日にあるものはたいてい売っていました。
ビール(とそのつまみ)を売っているところが
やたらと多かった気がします。
それから薬局がこぞって化粧品(試供品)つかみどりをやっていました。
↑繁盛してました。