昔を思えば夢みたいな環境、しかも格安

KENWOOD のミニコンポ用アンプR-SA7が届いたので、先日購入したYAMAHAのスピーカーNS-S1に接続してみた。ソニーのCDPもつないで音を出してみたら、片側(この時は左側につないでいた)から音が出ていない。
困ったな、と考えてみたが、アンプは先日まできちんと鳴っていた完動品(上に書き漏らしたが1000円だった)とのことなので、スピーカーに原因があるのだろう。裏のスピーカーターミナルがネジどめなので外してみたら、マイナス側の圧着端子が経年の劣化のためかツメが折れ、プランと外れてぶら下がっている。これをくっつけて(面倒なのでセロテープできつく巻いてクリップで押さえておいた。クリップの上からさらに絶縁用テープを巻いた)、ターミナルをまた取り付けて再視聴。今度は、ちゃんと左右から音が出始めた。修理完了。所要時間10分弱。
アンプの取扱説明書もケンウッドのサイトからプリントアウトしておいたので、pureA回路にしてみて、いろいろCDを聴いてみた。音質はラウドネス相当にセット。ややおとなしい音に聴こえるが、澄んでいるといえば澄んでいるかも。マランド楽団の「蒼空」やダニエル・リカーリの「二人の天使」などムード音楽がちょうどいい感じ。高い音もきれいに響いて伸びるし、低音弦もそれらしく、ゴチャッと固まらずはっきりと聴こえる。線が太いとは言えないが、上品な音だ。
録音の古いヴォーカル曲は声が少し奥に引っ込み気味かなとも思うが、計算してみると、アンプが1000円、CDPが1500円、スピーカーが2本で500円、合計3000円なのだから、それにしては上等かつ充分な音だ。

当分仕事用のBGMセットとして楽しませてもらおう。昔から金もないのでオーディオの理想があまり高くないから、今回は良い人に会えて良い購入ができたものだとありがたく思っている。明日の昼間にもまた聞いてみようと思う。