音を少し下げてほしい、と

家族から時々陳情があるので、ヘッドフォンを買うことにした。例によって、性能はいいがとても安く買えた、ということが重要なので、「ヘッドフォン 評価 高い 安い」で検索してみると、DENNONのAH-D501が良さそうだった。
ヘッドフォンといえど、高いものは100万円を超えるものもあるが、これは、新品定価で7,500円くらいの製品である(画像)。

この製品を所有している人のブログを見てみると、
「空間表現がうまいというか広くて聴きやすい/高音は結構綺麗に伸びるし低音はDENONのヘッドホンらしく深く広がる/中域はそれに埋もれることなくしっかり出してくれてる/バランスはかなりいい方/ボーカルなどもこもらずきっちり鳴らしてくれる/ボリュームを上げても下品にならないので、音量を上げて聴きたいと思わせる音/この価格帯で(音が)割れないのもすごい/装着感も側圧がかなり緩めで軽量なこともあって、長時間着けていても全然苦にならない/合皮の縫製パッドも肌触りが良くて、価格のわりに作りのよさを感じさせてくれる/実売5000円台としてはありえない」
と、誉めてあった。この人は上位機種のAH-D5000も愛用されており、ネットで調べた他の人の感想にも同様の美点が散見された。
そこまで調べてから、いつものオークションを覗いてみると、AH-D501-K(黒)の新品未使用・1年保証書付きが3,000円ほどで出ていたので落札した。同日の新品実売価格の最安値は5,280円(送料別)であった。

今日届いたので、さっそく視聴しているが、上記の評価が中っていると良くわかる製品だ。スピッツからピンクフロイドからグールドのバード、ギボンまで、今のところどれも心地よく聴ける。
アコースティックオプティマイザーという、ハウジング内の低音の背圧をうまく逃がしてやる機構により、音が籠もったり、「吹かれ」(というが高音が低音の影響を受けてがさつくこと)を低減している。
当分これで夜は好きな曲をながら聴きして、しっかり仕事しよう。